平成17年10月24日から3日間秋の小布施に行ってみました。
交通手段はバイクで、総走行距離669km、平均燃費19km/lでした。

   
今回は伊勢原の実家発でした。
まずは朝6時に出発。東名高速→環状8号→関越経由で渋川伊香保ICまで。そこから吾妻線沿いに走って草津にむかいました。 西の河原露天風呂

草津で休憩。西の河原露天風呂に入ってみました。
無料の外湯は行ったことがあるけど西の河原露天風呂(500円)は初めて。お湯は透明でしたが、しっかり硫黄臭があり、お湯の味もちゃんと(?)すごい味。飲んだわけじゃないけど、口に入ってしまった…
しょっぱいだの酸っぱいだのを通り越して、なんともいえないすごい味です。
草津での紅葉
草津での紅葉はこんな感じでした
赤みが少ないく黄色っぽいです。後述する「おぶせの風ユースホステル」のペアレントさんによると、今年の小布施の紅葉はハズレだそうで、きれいな赤が出ていないとか。草津も同様なのかもしれません。


渋峠にて
草津で温泉に入った後、志賀草津道路で長野に抜けます。最高地点の標高は2172m。昔乗っていたXJR400Rは高所では息切れ気味になるので、ギアを落としてエンジンの回転数を上げる必要がありましたが、バンディット君の場合は構わず上ってくれます。
ただ私のライディングは下手くそなのでスピードは出しません。タイヤも端っこまで使えません(^_^;)
途中日本国道最高地点の渋峠にて一休み。
渋峠の風景2
標高2000mを越えるあたりから路肩に雪が・・・数日前に上空に寒気が来たのでそのとき降ったものと思われます。
横手山山頂へ
せっかく来たので、リフトに乗って「日本最高所のパン屋」と言われる横手山頂ヒュッテに向かいます。
標高2000mだけに空が近い!雲が目の前を流れていきます。
下は雪が残っていました。

雲の中の横手山頂ヒュッテ
リフトに揺られること10分。横手山頂ヒュッテに着きました。
横手山頂ヒュッテはパンとロシア料理の店です。
おなかがすいたのでさっそくボルシチセット(1400円)を注文。出てきたのは野菜たっぷりのボルシチでした。
値段は高いですが、場所が場所なのでしょうがないですね。味は酸味も程よくお肉も野菜も柔らかで美味しかったです。
ボルシチセット

横湯山温泉寺
山を降りて渋温泉まできました。せっかくなので温泉に入りました。
普通の温泉でもいいのですが、ちょっと指向を買えて横湯山温泉寺の「薬湯信玄釜風呂」に入ってみました。
形式は和式のサウナ風呂でした。平日だったせいか他に誰もいなかったのでゆっくり入っていきました。


駐車場に源泉がありました。ほのかに硫黄臭。
今回は行きませんでしたが、一足伸ばすと地獄谷野猿公苑があり、そこにサル専用の温泉があります。

今回はおぶせの風ユースホステルにお世話になりました。
海外からのホステラーさんがいました。オーストラリア及びスコットランドからだそうです。
電子辞書持って来るんだった…
蔵部にて
今日は夕飯が出ないので、一緒に夕飯を食べに行きました。店は蔵部(くらぶ)、彼らが持ってたガイドブック「JAPAN」にも載っている店です。ガイドブックにも乗ってるぐらいの店で美味しかったのですが、メニューは全部日本語(当然と言えば当然なのですが、西洋からのお客さんには漢字がきつい)。英語メニューがあればもっといいのにな…と思いました。
高めの店だったのですが、ガイドをする代わりにおごってもらいました。Thank you! 互いに相手の言葉を少しずつ分かっていれば、片言でも何とか話せるものですね。

さらにインターナショナルに
夕飯を食べ終わって帰ったら、更にスウェーデンの方が来てました。彼も日本語が少し話せるので英語と日本語で話が盛り上がりました。国際交流な夜だなぁ(^_^;)。


北斎館
2日目はバイクを降りて小布施を散策です。まずは北斎館から。
小布施は葛飾北斎が晩年を過ごし、多くの肉筆画を残した地だそうで、北斎館には北斎の肉筆画が展示されています。
葛飾北斎を研究する学者さんもここを訪れるとか。
中でぶらぶらと見てるうちに・・・
あっという間にお昼です。おなかがすいたので小布施の駅近くにある味郷(みきょう)というとんかつ屋へ。 この店は長野でもトップクラスの美味しいとんかつ屋とのこと。
頼んだのはヒレカツ定食(約1600円)。お肉がとても柔らかくてジューシー。とっても美味しかったです。
私は行き忘れましたが、ここのトイレは一見の価値ありだそうです。
岩松院入り口
お昼を食べたら自転車を借りてちょっと遠出。まずは岩松院に北斎の天井画を見に行きました。天井画は撮影禁止なので写真はありませんがすごい迫力でした。
花の実で買ったジャム
そのあと、花の実にジャムを買いに行きました。買ったのはアウトレット品のイチゴジャムとリンゴジャム(一つ250円)。そのほかにもいろいろなジャムを売っていました。(ジャムが主力ですが、他にもジュース等もありました)
ジャムのラベル
ここのジャムは真面目に真面目に作っていて、甘味料は蜂蜜をもちいてるそうです。みやんはあまりジャムを食べないのですが、食べた母によるとあっさり味でおいしいそうです。
濁り新酒ワイン ホイリゲ
花の実から小布施の市街に戻る途中でオブセワイナリーに立ち寄ってワインを試飲。
写真に撮るのを忘れましたが、オブセワイナリーは小さなワイナリーでした。行ったときちょうどワインの仕込み中、収穫したブドウを搾っていました。
買ったのは今の時期限定の小布施ホイリゲ(新酒の濁りワイン)。10月半ばから出始めて、11月はじめには売り切れるそうです。味は甘めで独特の風味があり、あとをひく味でした。
ホイリゲのラベル


ホイリゲのラベル

日本のあかり博物館入り口
小布施の町に戻って日本のあかり博物館へ。ここでは日本に電気の明かりがともるまで、どのようにして夜の闇を照らしていたかを展示していました。
いろいろな灯火器が展示されていましたが、室内用の明かりって江戸時代中後期にかなり発達したのですね。でも、西洋のランプの明るさには勝てず。ランプは当然電球には勝てず・・・。
電気ってすごいわ。
栗の木テラス外観
にほんの明かり博物館を出ると15時過ぎ。おやつの時間になったので、今回の旅の第1の目的である栗の木テラスへ。
あまり男一人で入る店ではないと思いますが、甘党なので新栗モンブランの魅力に勝てず。
頼んだケーキと紅茶
頼んだのは
  • 新栗モンブラン
  • 栗シュークリーム
  • 栗の実紅茶(栗の香りのするフレーバーティ)
新栗モンブランは絶品でした。
YHでの夕飯
ユースホステルに戻って夕食です。
今夜の夕飯は栗ごはん(写真左下)でした。栗の粒が大きくてうまいd(_・)グッド!。

夕食のあとは他のホステラーさんとおしゃべりです。途中でおぶせ温泉に行って、そのあと再びおしゃべり。ペアレントさんによる小布施の観光案内もありました。行ってないところが山のように出てきて、また宿題だらけになってしまいました。
小布施って小さな町ですが、見所が多いことを改めて知りました。
りんご(世界一)
差し入れのりんご(世界一。ふじはまだ早いそうで…)。でかいですね。

ワインもいただきました。
浄光寺入り口
3日目は浄光寺から。ここはお薬師さまなのですが、なぜか縁結びのお薬師様とのことです。
恋愛の神様に見放されている私ですがとにかくお参り(-人-)

いろは堂
浄光寺を出たら、この旅第2の目的のいろは堂(長野市鬼無里)に向かいます。
お目当ては秋限定の「舞茸おやき」です。
店の中
店の中は落ち着いた雰囲気です。

おやき
おやきが出てきました。
頼んだのは、かぼちゃ、つぶあん、そして舞茸です。おまけでねぎみそおやきが付きました。
舞茸おやき
舞茸おやきの中身は舞茸をお醤油であっさりと味付けしたものです。一つ300円とちょっと高いですが食べる価値は充分あります。舞茸の歯ごたえも香りもしっかり。
みやんはこのおやきを食べて、舞茸って香りが強いんだということを知りました。


戸隠のそば
鬼無里から長野に戻る途中、戸隠に立ち寄って新そばを食べてきました。生粉そばのセットで1500円ぐらい(だっけ?)
セットのデザート(そば羊羹)とコーヒーです。

このあと長野に戻るのに道に迷いました(^_^;)



さて、帰りです。
長野から長野道→中央道→東富士五湖道路→東名高速と走って4時間ほどでした。疲れたぁ
おしまい!




総計