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サブサーキットの使い方と書き方

とりあえずこのネットリストを見てください。

ring osc

r1 1 5 1e6
r2 1 2 1e4
c1 1 4 0.1u
x1 2 3 7 inv  (←サブサーキットを呼び出してる)
x2 3 4 7 inv  (書き方:x番号 端子1 端子2… サブサーキット名)
x3 4 5 7 inv                    ↑回路本文での端子番号
x4 5 6 7 inv                                             ↑
x5 5 9 7 inv                             端子の順番で対応している
x6 9 8 7 inv                              (数をそろえること)
vdd 7 0 dc 5                                             ↓
                       
.subckt inv t1 t3 a   (サブサーキットの開始)
(書き方:.subckt サブサーキット名 端子1 端子2…)
                   ↑サブサーキット内での端子番号

mn1 t3 t1 0 0 nm l=5u w=5u ad=7358.1p as=8500.1p pd=667.8u ps=827.9u 
mp1 t3 t1 a a pm l=5u w=10u ad=7358.1p as=8500.1p pd=667.8u ps=827.9u 
c1 0 t3 3p
                                                           
.ends inv              (サブサーキットの終わり)
                       (書き方:.ends サブサーキット名)

.model nm nmos ( level=1                                  
+ vto=1.0 uo=390 tox=1300e-10 xj=2u ld=1.4u
+ nsub=1.1e15 kp=6.68u lambda=0.01)                        
.model pm pmos ( level=1    
+ vto=-1.0 uo=145 tox=1300e-10 xj=2u ld=1.4u
+ nsub=1.1e15 kp=3.34u lambda=0.063)
.tran 10ms 2.5s       
.print tran v(5) v(6) v(8) (5:発振出力 6:出力 8:反転出力)   
.options post     
.end   
サブサーキット
サブサーキット内の回路図

サブサーキットは同じ回路をいくつも使うときに用いるものです。ごちゃごちゃ言っても始まりませんが、要するにICを構成して回路を簡単にしようというものです。 めんどくさいので回路図は描きませんが、この回路はリングオシレータを組んで、その出力が交互にHレベル(Lレベル)になるようにしたものです。
この場合、サブサーキットの中身はCMOSのインバータになっています。それを直列に接続してリングオシレータを構成しています。これをわざわざ全部組むのはめんどくさい上にややこしくなるのでこのようにしてネットリストを簡単にします。ちなみに、サブサーキットは内部にサブサーキットを内包できます。ただし、サブサーキットの外にある別のサブサーキットを呼び出して使うことができないので注意してください。









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