HSPICEの使い方

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ネットリストについて

ネットリストは、SPICEで解析する回路を記述したものです。とりあえず下の例を見てみましょう。
(回路図を参照してください。)

 sample1 (← 1行目は題名と認識されます)

**** RC circuit ****   ( * で始まる行はコメントとして扱われる)
r1 t1 t2 100 (←t1端子とt2端子の間に100Ωの抵抗r1を接続している)
c1 t2 0 3u (←t2端子と0(接地)端子の間に3μFのコンデンサc1を接続している)

**** power supply ****
vin t1 0 pulse(0 5 100n 1n 1n 200n 500n)
(↑入力のパルス電源vinをt1-0間に接続している)
**** control ****
.tran 5n 500n (←過渡解析のための設定をしている)
.print v(t2) (←どの結果を見るかを設定している)
.end (ネットリストの終わり)



☆特殊な端子は「0」で、接地(電位零)の働きをします。「gnd」でも同様の働きをします。
☆本文中に全角文字が入るとエラーを起こします。コメント部分は大丈夫(たぶん)。
☆ソフトウェアによっては端子番号に数字のみ使用可の場合もあったと思います。

一行が長すぎるときは行の頭に「+」をつけることによって改行できます。
下の例を見てみましょう

mn1 t3 t1 0 0 nm
+ l=5u w=5u ad=7358.1p as=8500.1p pd=667.8u ps=827.9u

これで一行分となります

 ☆スケール・ファクタについて
スケールファクタは乗数を扱うための記号です。必ず使うので覚えましょう。

1012:t (例 2t(2×1012))
109:g
106:meg(mega)
103:k
10-3:m
10-6:u
10-9:n
10-12:p
10-15:f







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