たも網ホイップを更に改造してみました。今回の改造は以下の通り
・エレメント中間にコイルを挿入(50MHz用のトラップ)
・トップロード用のコイルを再計算の上修正
扱うすべての周波数(3.5〜50MHz)で特性を確保するのは難しいことと、現在の太陽活動が低いことから24MHz、28MHz帯は切り捨て、その代わり18、21、50MHz帯の放射角を低くすることを目標にしました。50MHz帯は波長に対し竿の長さが長過ぎるので3.8m付近のところにコイルを挿入しそこから上を無効にしています。
中間コイルはこんな感じ。材料はいつもの通りφ2mmのアルミ針金です。目標インダクタンスは1.5uH
各周波数での計算結果は以下の通り。右が改1、左が改2です。ベランダに据え付けの上、アースも理想アースではないのでこの通りにならないと思いますが、現実のアースの条件を再現できないので理想アースで計算しています。14MHz〜21MHzは放射角が低くなりましたが、24MHz、28MHzは放射角が高くまともに使えなさそうです。50MHzはエレメントの有効長を5/8波長に近づけたので放射角が水平になり利得が上がりました。