
今回製作した管理装置の回路図です。SpresenseはArduino Unoとピン配置が互換(実際には少し違う)なのでKi CADにあったArduino Unoの回路記号を流用して描いています。

温度センサーはテキサスインスツルメンツのLMT01LPGを使用。癖が強いですが、配線が簡単なこととI2Cなどによる通信の必要がなく200ms周期で温度が取り出せるので採用しました。中途半端な電圧のパルスで出力されるので、コンパレーターを使用してパルスを整形しています。また、雑音に弱そうだったので
- 基板からセンサーまでの配線にシールド線を使用
- マイコンボードから供給される+電圧側をシールド側に配線
- シールド側にコンデンサを付けて高周波的に接地
という処置を追加。コンデンサーの有無での違いを測定したオシロスコープの画面を保存し忘れましたが、シールド側に0.01uFを追加することによりパルスが出力されている区間の+側の波形が安定します。実際には1m程度のシールド線を通して屋外で使用していますが問題はないようです。

センサーの動作結果を検出する方法に迷いましたが、信号長は固定なので時間を決めて5回分の出力パルスを計数して平均を取って温度を測定しています。